■こんな時、どうする?〜症状の解説〜
> 咳、ぜーぜー、ヒューヒュー|子供の下痢|子供の発熱|熱性けいれん|溶連菌感染症|RSウイルス|マイコプラズマ感染症|ノロウイルス性胃腸炎|先天性風疹症候群|川崎病|乳児良性直腸出血|ヒトメタニューモウイルス感染症
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子供の下痢
乳児の胃腸炎の原因は、ウイルス性(ノロウイルス、ロタウイルスなど)、乳糖不耐症、食べ過ぎ、飲み過ぎ、抗生剤による下痢、ごく稀に細菌性胃腸炎などがあります。
症状は、下痢、発熱、嘔吐が主で、下痢だけのことも多く見られます。
嘔吐、吐き気がひどい場合は、まず絶食にしましょう。
水分も与えません。吐いたからといってすぐに水分を与えると、かえって嘔吐が誘発されることが多いのです。
嘔吐の場合は、少なくとも1〜2時間は様子をみたいものです。吐き気がみられなくなったら、子ども用のイオン飲料を少しずつ与えてください。
水分を与えるときは、ぬるめにして飲ませたほうがいいです。冷たいものはそれだけで腸を刺激します。
湯煎するかごく少量のお湯をまぜましょう。
嘔吐がなければ、まだ離乳食のあまり進んでいない子は、ミルクか母乳を少しずつ与えます。
離乳食が主になっている子はお粥やうどんを少しずつ与えます。
次におかずとしては、おいも、かぼちゃ、ニンジンなどをよく煮込んだスープがおすすめです。
ただし、初期は果物、野菜等は繊維が多いのでおなかに負担をかけるため、避けます。
薬物療法としては、吐き止めとしてよくナウゼリンの座薬を使います。ただし、錐体外路症状という神経系の副作用が稀にみられますので、医師の注意をよく守る必要があります。
内服としては整腸剤などを使用します。ロペミンなどの腸管の運動を抑える薬はかなり注意しないと、麻痺性イレウス(腸閉塞)をおこすことがあります。