■子どもの健康のために〜病気の予防〜
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ビタミンK欠乏性出血症
ビタミンKは体内で血液中の凝固因子を作るための重要な物質です。この凝固因子が不足することにより、赤ちゃんの腸の出血、頭の中の血管の出血(頭蓋内出血)などが起こります。これを防ぐために、ビタミンK2シロップを生まれて1〜2日目、退院直前、一ヵ月健診時に飲んでもらいます。ただ、この3回投与だけでは、乳児ビタミンK欠乏性出血症が起こる可能性があるという報告があります。そうならないために産科を退院してからも毎週1回ビタミンK2シロップをのんでもらいます。特に母乳栄養のお子さんは発症しやすいと言われています。生後3ヵ月まで飲んでもらいます。ただし、生後1ヵ月でミルクが主になったお子さんは飲まなくてもいい場合もあります。お母さんはできるだけビタミンKの豊富な食品(納豆、緑葉野菜など)を積極的に食べてもらう必要があります。産科によっては3ヵ月まで飲んでもらっている病院もあります。保険はききませんが、現在個別包装ができており、K2シロップ一箱10本で数百円位です。各医療機関により価格はいろいろです。