■こんな時、どうする?〜症状の解説〜
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川崎病
川崎病は日本人の川崎先生(小児科医)が1967年に発見した病気です。複数の症状からなる病気で、心臓の後遺症を残すことで有名です。
主な症状は?発熱(5日以上)?眼の充血?唇が赤く、いちご舌 ?発疹?手・足のはれ(良くなってから手・足の爪の生え際から皮膚がむける)?首のリンパ節のはれです。
これらの内5つ以上を伴うものを、川崎病といいます。
但し、4つの症状でも心臓の動脈にこぶができた場合は川崎病といいます。
さらに不全型というものがあります。これは主な症状がなくても川崎病以外に考えられないケースをいいます。
川崎病によく似た症状に「はしか」や溶連菌感染症がありますが、いずれも心臓に後遺症がおきたりは通常しません。
治療は点滴から免疫グロブリンを注射することです。またアスピリンの内服もすることが多いです。
心臓の合併症は発病30日以内に9%位、1ヵ月以降まで残るのは3%です。