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子どもを蚊から守ろう -日本脳炎ワクチンについて-
日本脳炎は、血液中にウイルスを保有したブタを吸血した蚊が人間を刺すことにより感染します。
約1週間の潜伏期間を経て発熱、急激に発症します。頭痛、嘔吐、けいれん、 意識障害、重症の場合は昏睡になります。
死亡率は20〜40パーセント、特に子どもや高齢者で高く、助かっても30〜70パーセントに後遺症が残ります。日本脳炎を治す薬は無く、対症療法を行います。
日本脳炎の予防にはワクチンが有効です。
平成17年までは3歳で2回、4歳で1回(基礎免疫)、小学校4年生で1回接種していました。4年生でできなかった時は5年生で、5年生でできなかった時は6年生でできます。全て無料です。
昭和30年代までは年間数千人の日本脳炎の患者さんが発生していました。ワクチンのおかげもあり、平成4年以降は年間10人未満にとどまっています。
山梨県の女子中学生が、日本脳炎ワクチンの副反応の一つである「ADEM(急性 散在性脳脊髄炎)」を発症したため、国は平成17年5月、日本脳炎ワクチンの積極的な接種の勧奨の差し控えを自治体に勧告しました。
日本脳炎ワクチンの必要性を自分で熟考して、接種するかどうか決めて下さいということです。
平成21年6月に新型日本脳炎ワクチンが許可され、すでに1期(3歳〜7歳6ヵ月)の日本脳炎ワクチンは再開されました。2期(9歳〜13歳未満)も平成22年8月に厚労省より許可され射水市でも再開されました。1期を全くしていない子どもさん、途中までしかしていない子どもさんもできるようになりました。
平成17年の接種の差し控えの影響で多くの子どもさんが未接種のため、平成23年6月から公費負担の年齢が13歳未満から20歳未満に引き上げられました。厚労省も多くの未接種者に驚いた結果だと思います。1回もしていなくても20歳未満ならば無料でできます。但し、回数は開始年齢によりおのずと制限があります。市役所か保健センターで接種券をもらって下さい。