■子どもの健康のために〜病気の予防〜
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ロタウイルスワクチン(ロタリックスーロタウイルスワクチン)
ロタウイルスは5歳未満の殆どの乳幼児が胃腸炎を引き起こすウイルスです。毎年120万人が発病し、毎年78000人が入院します。冬から春にかけて流行します。潜伏期は0.5日から4日で、急激に薄黄色から白色の水様性下痢、嘔吐、腹痛、発熱などの症状が現れます。この症状が4−8日位続きます。脱水になることもあります。時にけいれん、脳症なども起きることがあります。
このような症状を防ぐためワクチンが開発され、欧米では2004年から徐々に採用する国が広がりつつあります。ロタリックスはこのロタウイルスに対するワクチンのことで、生後6週目以降に初回接種をします。4週間以上あけて2回目の接種をします。飲むワクチンです。生ワクチンなので、他の種類のワクチンをする時は4週間あける必要があります。少なくとも生後24週までに完了すること。他のワクチンと同時接種も認められています。希望者は予約して下さい。
このワクチンの副反応で一番注意すべきなのは腸重積です。これは腸と腸がかみ合わさる病気で、放置すると致命的な病気です。第1世代のワクチンではよくみられたのですが、第2世代のロタリックスでは少ないといわれています。当クリ二ックではこのような副反応を少なくするため、第1回目を生後6週から開始し、遅くとも生後20週未満で第2回目を終了するようにしています